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浦安市

まるで体験型激安ホームセンター「ビーナスプラザ」|浦安市クリーンセンターのリサイクルショップ

パルケさん
記事内に商品プロモーション・広告を含む場合は記事内にてご案内しております

みなさんこんにちは。
私はいま浦安市の海っぺりの先端にいます。

ここから眺める東京湾と東京ディズニーシー。
こんな珍しい景色の反対側に、日本全国どこでも見られる高い煙突の建物があります。
そうです。いわゆるクリーンセンターですね。

浦安市クリーンセンター

ここは浦安市クリーンセンター。
ヤシの木が植えられていて少しおしゃれな駐車場に、なぜか家族連れやカップルが出たり入ったり。
小さな子どもまでいます。

はたしてこの謎を解き明かすために・・・
なんていう必要はこの時代は必要ありません。


ちょっと調べればどういう施設があるのかすぐわかる時代になりました。
ただ、その「規模感を知るのと体験」に関してはインターネットの情報はあくまでその人の主観。
百聞は一見に如かずです。行ってみましょう。

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浦安市のクリーンセンター内にお店がある

浦安市ビーナスプラザ

どどーん!広くて明るくて開放的ですよね。

実は浦安市のクリーンセンター内には、クリーンセンターに持ち込まれた家具や雑貨、衣類、おもちゃなど、きれいにし、補修された状態で販売しているお店があります。
しかも、ワークショップルームがあり、定期的・不定期でモノづくりイベントの開催も盛んです。

その名もビーナスプラザ
いわゆる再資源化施設です。

実のところ、私の住む町「印西市クリーンセンター」にもこのように家具などを販売しているスペースがありますので、どこの自治体も同じようなところはあるのかもしれません。
「でも。知られていないんですよね・・」
印西の方、印西市クリーンセンターでも家具などを販売してるの知ってました?

知られていなければ利用する人がおらず、せっかくゴミの再生やSDGS的な目的があってももったいない。

ということで今回は、浦安市クリーンセンタービーナスプラザ・ビーナスショップの責任者の方から直接許可をいただいていますので、館内をご紹介します。

注意点

情報は2025年9月7日時点。
記事公開日:2025年9月7日。
写真撮影・掲載に関しては浦安市クリーンセンタービーナスプラザ責任者さまの許可を得ています。「ぜひ!」とのお言葉をいただきました。
レポートはとある時の店内の様子ですので、日によって内容・写真は異なります。
興味を持ってもらうことを目的としています。「こんな感じ。」程度にご覧いただければ助かります。ここからさらに興味を持っていただける人が増えることを願って・・・。

資源再生を学べる施設

ビーナスプラザ

浦安市ビーナスプラザとは

浦安市ビーナスプラザ入口

浦安市のビーナスプラザとは、市民が使い古したり、不要となった物をリメイク、補修、リサイクルなどしてリユース(再利用)リデュース(減らす)を考え体験する場です。
一般の方向けに格安で販売する施設「ビーナスショップ」を展開。
リサイクル素材でモノづくり体験などのワークショップも盛んに開かれています。

ビーナスプラザのようなスタンスのクリーンセンター数あれど、浦安市の場合「ビーナスショップやワークショップ」の規模が半端ではありません。
まるで体験型家具のリサイクル店。

ビーナスプラザ・ビーナスショップの特徴

品ぞろえが豊富。
展示がきれい。
浦安市民以外の人も利用可能。(大型家具も購入可能)
安さ爆発。
入店しやすい。
イベントが盛ん。
ロケーションが最高。


リサイクル品販売

ビーナスショップ

浦安市ビーナスショップ

ビーナスプラザでは、ベッド、学習机、仕事用デスク、インテリア、バッグ、おもちゃ、洋服も売っています。

家具売り場

ビーナスショップ家具売り場

入店して中の広さにびっくり。奥行きがあります。
店内の奥には大きな家具の売り場。

お店が明るいからなのか、並べ方がきれいだからなのか、ぱっと見新古品というかすごくきれいに見えるんです。

ビーナスショップベッド売り場

それでも一度不用品として出されたもの。
なんたってシングルベッドが数千円から売られていますからね。

衣類・かばん

ビーナスショップ衣類

衣類に関しては、より状態の良いものをそろえているようですが、中には制服もあったような・・、もしかしたらビンテージものもあるかもしれませんよね。
もしかしたら。


専門店ではなくあくまでクリーンセンター内なので、その価値の有無は、需要や希少価値などよりクリーンセンターでの状態の価値に重きがあるかと思われます。
視点を変えれば、マニアにはたまらない「こんなところにこんな良いものが!!」というケースもゼロではありません。

自転車

ビーナスショップの自転車販売

人気のブース。
自転車はかなり状態が良いのか、とても人気とのこと。
この日も何人か集まっていました。

坂がない浦安市民の必需品ですね。
私も相当お世話になったなぁ。

10円コーナー

ビーナスショップ10円コーナー

ああ、100円コーナーね。
お皿とかコップとか。
と思ってよく見たら「10円!」コーナーでした。

日用品・ホーム&キッチン

ビーナスショップ食器売り場

例え元100均出だとしても、ちゃんと同じデザインが数枚揃っているので、まとめて買ってもこの値段!?

おもちゃ・文具

ビーナスショップうもちゃ売り場・文具売り場

ぬいぐるみやおもちゃも格安です。
大人から見たら買っても結局消化して最後はまたゴミになってしまうかも、というものでも、
子どもにとっては一緒に寝るほど大切な思い出のものになる可能性もあります。

一般的なショッピングモールなどではなかなか目にすることのできないものもあったり、まぁお土地柄ここから見えるテーマパークの商品も多いですよね。

えこガチャビーナス

エコガチャビーナスショップ

ガチャガチャの景品は、楽しみながら繰り返し使う(リユース)ことについてお子さまにも知ってもらうため、すべて不用品を無償引き取りした「リユース製品」

あかちゃんほっとすてーしょん

赤ちゃんの授乳とおむつ替え場所もあります。さすが。

リサイクル品で

ものづくり体験

ビーナスプラザではワークショップが盛んです。
普段捨ててしまうようなものを使って、新たに新しく物を作ってみよう!
という試みから、物への愛着や芸術などが生まれます。

それを実際に体験したり、実際の作業工程をのぞかせてもらえることもあるかも。

石けん工房

家庭でいらなくなったサラダ油などから石けんを作るなど。

多目的工房

ビーナスプラザ多目的工房

牛乳パックからはがきを作ったり、手前に展示されているものは実際に制作されたものです。

あと、目の前には東京湾が広がり、船が浮かんでいます。
この景色の中のワークショップなかなかないですよね。

ガラス工房

ビーナスプラザガラス工房

空きビンからコップを作るなど。
部屋の中には本格的な機材が置かれていて、ガラスを使って新しいものを作り出すことができます。

ビーナスプラザガラス工房

衣類・リフォーム工房

古着などを持ち寄って足ふきマットなどを作るなど。

家具・自転車再生工房

不用家具・自転車を補修再生するなど。

ビーナスプラザの名前の由来

英語のVenous「静脈の」という意味で、生産、流通、消費といった排出元の「動脈」に対して、「静脈」ごみの減量・再資源化、処理を意味しています。深いですね。
物も血液も循環していますからね。

ビーナスプラザ

場所と行き方

所在地

千葉県浦安市千鳥15−2 浦安クリーンセンター内(隣接)4階

地図

電車とバスで行く

JR京葉線「舞浜駅」南口
京成ウエスト(ベイシティ交通)バス20系統「クリーンセンター・千鳥循環」
→「クリーンセンター」下車

車で行く

首都高湾岸線+湾岸道路から舞浜駅横の大通りを「浦安市運動公園」方面に進む
→そのまま突き当たり
→右奥に駐車場入り口

駐車場

無料(出入り自由)

駐車場からビーナスプラザへ

駐車場正面の建物ではなく、横の細い道を通ります。

ビーナスプラザへの行き方

おしゃれにベンチもあって、「なんだ?何があるんだ~」となります。

すぐ向かい側には、動物慰霊碑があります。
浦安市クリーンセンター周辺にはもうひとつ大きな慰霊碑があるのですが、これは「知る」ことがまず大事で、あとは心にしまっておきましょう。

動物慰霊碑


進んでいくと入口がこちら。
この建物の4階。
エレベーターでのぼります。

浦安市ビーナスプラザ入口

営業日・営業時間

火曜日~日曜日
10:00~16:00
休館日 :月曜日・祝日・年末年始・月曜が祝日orその振替休日の場合、その次の日も含め連休

※お買い物の際は、マイバッグをご持参ください(袋の用意はありません)

私のひとりごと

「使い古した物?誰かが使ったんでしょ?きもちわるい。」

と言われそうなイメージありますよね。
すっごいわかります。
でも、こういうところは修理してきれいにしているので大丈夫。
という感覚が私にはあります。う~ん、物によるけど。

私がアメリカに住んでいた頃の話ですが、私の住んでた環境では、アメリカ人は古いものを大切にする文化がありました。
もちろん人種やルーツ・地域によると思います。

家やアパートも古くなっても価値が高くなるんですよ。
私にはそれが全然理解できなかったです。


いわゆるリユースフードドライブが盛ん。
スリフトショップ(日本でいう中古品店だけど買取ではなく寄付)とか
サルベーションアーミー(軍人さんが置いてくものとか寄付団体)というのが多く、
とにかく寄付天国。
話飛びますが病院も寄付だけで成り立ってる、無料で診察できるところもあるんです。

私たちもスリフトショップを節約のためによく利用していました。
もちろんチェーン店によって品質の度合い、管理が全然違いますが。


安いところは、その値段ほぼ数百円という値段ばかり。
ゴルフクラブなんかも500円とかで買えるのです。
もともと寄付ですからね。


山登りのために分厚いダウン買って、帰りにそこにまた同じ店に寄付すると、割引券もらえたりして。
そんな生活に慣れたら物価高もなんのそのでした。

貧乏くさいかもしれません。
ええ、それも当然です。
けど、視点を変えてみると気づきがありました。


「TAKE FREE」って紙に書いて
アパートのゴミ捨て場前とか玄関横に置いてあることがあって、自由に持ってかえって、自分でリメイクしたりするんですよね、あちらのアメ人たち。

私も帰国前にやってみました。
そしたら誰か持ってってくれたんです。
なんかうれしかったのです。
ものはとらえようで、「気持ち悪い。」「ホームレス?」とかいうとらえ方もありますよね。
私たちが住んでいたアパートは古い44階建てのアパート。
安めの地域&ぼろ物件だったけど、そんなひどくはない土地柄とは思います・・

物を通じて心がつながる

家も個人間で売買することが多く、
「他人が使ったもの」=「大切にされたもの」
→「今度は私が大切にしますね」
→「次は必要な人に引き継いでいこう」

というような感じです。
ここに心が通っているんです。

そうそう、スペイン語には、単語(物)に男女があります。
物も生き物のような扱いなんです。そんな文化というか心の持ち方に近いかも。

以上はあくまで私周辺環境の経験ですので、人によっては全然違うよ、ということもあるかと思いますが、

何でも新品がいいのはもちろんです。
でも、たまに中古をうまく使いまわして、自分なりの付加価値を付けるとか、いろいろな工夫ができて楽しいものです。

愛着があって捨てられないものは誰かにゆだねてみるのもいいじゃない。

みなさんの自治体にもこういったサービスがあると思いますので、
ぜひいろんな意味での「発見」をしてみてくださいね!

2025年の情報

うんちく:公式SNS「X Twitter」ではわりと本格ネットショップのように売り出し投稿が出ています。まさに掘り出し物の宝庫。
所在地 :千葉県浦安市千鳥15−2 浦安クリーンセンター内(隣接)
お勧め年齢:4歳くらい~
開館時間:9:00~17:00
休館日 :月曜日・祝日・年末年始・月曜が祝日orその振替休日の場合、その次の日も含め連休
電車  :JR舞浜駅からバス20系統で「クリーンセンター・千鳥循環」→「クリーンセンター」下車
お問い合わせ先:047-382-8787
Twitter  :@u_venousp
公式サイト:ビーナスプラザ

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千葉ほくそうパルケ|旧いんざいパルケ
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