印西の公園

里山散策の注意!子どもにも教えたいヘビとの接し方と準備

こんにちは。

✔ 里山に散策しに行きたいけれど、何かいそうで怖い。
✔ 子どもに自然を教えてあげたいけれど、自分がどうしてよいのかわからない。

5月に水田に水が張り、ぽかぽかした日よりも暑いと感じる日が増えてくる初夏。

印西市では新興住宅地でもよく見かけるヘビがいます。
彼らの多くはアオダイショウ。
私の家の付近では年2ペースで彼らを見かけます。

青黒くて大きいので多くの人はビックリしてしまうけれど、彼らは駐車場の隅でも寝泊まりできる都会派なので、基本スルーでもOKです。
毒はもっていませんし、よっぼとけしかけなければ襲ってきません。

よく、「退治してほしい」なんて言われますが、ぶっちゃけほうっておいて良いです。
「子どもがいるから心配」なんて言うけど、そのセリフはヘビの方がそっくりそのまま言い返したいくらいでしょう。
都会から印西に引っ越してきた方は、下の写真のような景色に驚かれたことでしょう。

印西市の里山の風景

子どもと林や田んぼに遊びに行ったり、散歩したりしたいけど、その自然の中に入っていいのか、そもそも何か出そうで怖いという方も多いのではないでしょうか。

今回は里山散歩や田んぼの畦道 (あぜみち) で子どもが遊んで命取りにならぬよう、ざっくりとしたレベルの注意をまとめてみます。
本当にざっくりしたことなので専門的な細かい知識は抜きです。その辺は寛容に受け止めていただければ助かります。

印西市内の里山にはいない動物

まず基本的なところですが、印西の森には下記動物はいないので安心してください。

・くま
・サイ

里山で私が苦手な生き物

それから私が幼いころから接してきた里山に住む生き物でも個人的に苦手な生き物がこちら。

1位 蜂 (はち)
2位 蚊
3位 イラガ、毛虫類
4位 ヒル

苦手なランキングの生き物は知らず知らず近くに行ってしまうと襲ってきます。

蜂は主に秋に注意すればいいですが、子どもが騒いで木の穴の中のスズメバチの巣に近づいたら危険。
ただし、蜂がいるから草花が潤うということとなど、生命の輝きを教えるにはぴったりの彼ら。でも私は苦手です。幼少期に刺されたことあります。

イラガの幼虫・毛虫類

イラガというのは葉っぱについた毛虫です。
イラガの幼虫の発生は夏。
通称デンキムシ。
射程距離1mでも針を飛ばしてきて、刺されると猛烈な痛みと腫れを伴います。
やられたらアロエでも良いらしいけど・・・

毛虫は襲ってきませんが、ふいに触ると人によってはみみずばれのようになったりかゆくなったり。上から降ってきて首元に入ってきた日には・・・オオゥ、想像しただけでもおぞましい。
でも毛虫やイモムシたちは蝶になり、蜂と同じように草花を輝かせます。

ヒル

私は印西では被害にあったことがないのですが、山の場合は上からポトッと落ちてきたり、田んぼでは足にピョンとへばりついて血を吸います。

以上、あくまで個人的な見解です。ごめんねみんな。

俗に名前が挙がるヘビやクモは苦手ではありません。
✔ 大きいクモほど安全(厳密に言えば100%そうではないけど、ざっくりと)。
そして
✔ ヘビは襲ってきません。ヘビさんはビビりです。

とりあず、今回は一般的に恐れられるヘビのお話。なぜって?

印西にヘビが多い理由

ヘビが出るなんて田舎だって?
山のほうに住んでいる人でもヘビを見たことがない人は多いでしょう。
なぜなら日本のヘビは水辺が大好き。

印西には利根川、手賀沼、印旛沼をはじめ、大小の川がたくさん。
水田地帯は地平線レベル。各水田には用水路や小川。
しかも大部分はコンクリートで囲まれていません。

印西市の里山の風景

だから印西に住むということはヘビと共存することが求められます。(言い過ぎ)

✔ 水田や小川、湖沼が多い。
✔ カエルやトカゲが多い。
✔ 生の土が多い。
✔ 茂みが多い。
✔ 獰猛な天敵がいない。

自然の草木や水辺が多いということですね。
水にはヘビが大好きなカエルがいっぱい。

ヘビも寝床にできる土がいっぱい。
隠れるところが多くて天敵に見つかりにくい。

印西にいる毒ヘビ

✔ ヤマカガシ
✔ マムシ

ざっくり紹介するとヤマカガシは里山派で、マムシは水派です。
毒の強さはヤマカガシの圧勝。度胸はマムシが圧勝。

ヤマカガシ

・毒蛇
マムシの10倍。
・模様
赤と黒のまだらで、いかにも毒持ってそう。
・性格
見た目とは裏腹に超ビビりでシャイ。人の気配で逃げます。
外見イメージ
ヤマカガシ

マムシ

・毒蛇
少量
・模様
茶色と黒のまだらです。
・性格
水辺の茂みで熟睡、人に踏まれて気づくほど。踏まれたら噛みついてきます。でも自分から襲うことはないです。
外見イメージ
マムシ

実は子どもの頃のヘビは大人と全然違う色や模様のことが多いため、素人目では判断できません。
だから、私はヘビさんは一括でヘビさんとしています。
何ヘビか知りたいって?いま重要なのはソコじゃない。
その理由を後で書きます。

日本のヘビの性格を知る

日本のヘビの多くは好物はカエルくんなどのちっちゃい爬虫類やねずみ。
多くのヘビの性格はおとなしいビビり屋さん。

印西市の里山の風景

これだけで説明不要でしょう。
毒を持っていても毒を持っていなくても同じ。

ヘビとの接し方

ヘビと出会ったら、見守ってあげましょう。
不本意で足元にいて一触即発だったら、さーっと足を上にあげて遠ざけて逃げましょう。
大丈夫、ヘビさんは深追いしてきません。

しかし、本当にたくましい田舎の子は、ヘビをランドセルに入れちゃう子もいます。それくらいするとさすがに噛まれます。

ヘビと遭遇しない方法

私がよくやるのは、わざと足音をたてて歩くこと。
振動でヘビさんはどっかへ行ってしまいます。
ザッツオール。

里山にはいる準備

その他里山に入る際、ヘビ対策で有効なのは、

✔ 長靴

その他基本的にあると理想的なのは、

✔ できれば長袖
✔ 棒
✔ ペットボトルに水

長靴

知らぬ間にヘビが噛みついてきても防げることが多いです。

長袖

茂みで何かに触れた時に切ってしまうことを防ぎます。

棒はそこらへんで見つけましょう。子どもがよく棒を持っていますが、あれはこの先の道の安全を確認するために便利です。ヘビに対しても逃げるように促せます。

飲み水と手洗い用兼用。ちょっとしたドロなどを水で洗い流せます。子どもは何を口に入れるかわかりませんからね。

里山に入る時の注意

印西市の里山の風景

✔ 基本的に私有地であるだろうと意識すること。
✔ 田んぼや畑の中には入らないこと。
✔ イノシシ除けの電気線に注意!
✔ 土壌を触ったら手を洗いましょう。

里山は山・森の中の場合でも私有地であることを意識しましょう。
そして私有地であると同時に、ここは動物や虫たちのすみかでもあります。
あぜ道を歩いていて、ふと田んぼの中に入りたくなる子もいると思いますが、こちらは大切なお米を育てるところ。あと、田んぼに不用意に入ると足が抜けなくなることもあるし、ヒルの集中砲火を食らうかもしれないのでご注意。

こういうことを言うとあれですが、敬意をもって訪れましょう。

電気柵について

現在は、主に北総線よりも南側の田園地帯はイノシシ除けの電気柵が張ってある場所が多いです。
これ、触ったら痛いので触らないよう注意してください。
靴を履いてる人間が触った場合は、静電気より痛いくらいですむものが多いようですが、はだしだった場合はそれ以上に電気が身体を抜けるので注意。

自然のものについて

栄養ばかりでなくいろんなウイルスや細菌がふんだんに含まれています。
幼少期、これを毎日ひたすら身体に取り込んだ私。よく生きてるね。
だけど、一歩間違えれば細菌性の病気になってもおかしくないし、自然の中で暮らすのはそれなりのリスクもあります。
でも半面、恩恵もあります。
そういった自然の厳しさを学びながら楽しみたいですね。

里山ってどこ?

え?ここで?

最後にスタートラインに戻る質問ですが、印西市は千葉ニュータウン内でもどの街区に住んでいても里山・谷津の風景まで歩いて行けます。
私にも秘密の里山があるので、残念ながらここがおすすめですよ、なんていうことはできません。

それでももし興味があれば印西在住のナチュラリストや里山散策されている方のブログなどご参考にしてみてくださいね。

ナチュラリストのケビン・ショートさん
機関紙、本やイラストで自然を紹介しているスペシャリスト。市内でイベントも行います。メディアでも露出しているので知っている方も多いかも。
印西図書館に本が置いてありますので、覚えてたらぜひ探してみてくださいね。

ガネーシャJr.の印西暮らしさん
一市民として里山を楽しまれている方。ブログではその土地の歴史とともに里山をご案内してくれています。