町内や団体、サークル、学校でできる緊急災害時や救急救命訓練
みなさんこんにちは。
ずっとずっと前に印西市内で防災についてのセミナーに招待されたことがあり、
その発信をお願いされていたのですが、どう発信したら見てくれるのか、興味を持ってくれるのかがわからず、なんとなくX Twitter で写真とこんなのに行きました、くらいにしかやっていませんでした。
ただ、最近私自身を含め身の回りで入院や病気などの話が増えたので(ただの歳か)、セミナーの紹介とともに、「ふとしたときに考える」というきっかけづくりの一つとして記事を書きます。
緊急時の対応や救急救命でできることは、所詮私たちには限られた範囲ですが、
実はそのひとつだけでもやってくれるだけで、救える命がたくさんあります。
そしてその訓練は、意外と近場で無料でできるのです。
町内会やマンションなどの自治会、所属の趣味の団体で、ぜひ2年に1度でもいいからプログラムにいれてみてはいかがでしょうか。
ざっくり紹介すると
地元の消防署にお願いするとたいてい講習をやってくれます。
まず、私自身がどのような立場から伝えているのかを示さないと説得力も無いので、経験とともに軽く自己紹介します。
1.胸骨圧迫訓練…何度も
2.AED訓練…何度か
3.水難救助訓練…何度か
4.AED対応連携…実践の流れを経験した
5.トリアージ訓練…多少
6.消火器訓練…何度か&自宅にある
7.東日本大震災、千葉東方沖地震経験あり
8.手賀沼水害・利根川水害危機についての歴史…旧いんざいパルケに記事アリ
9.ろうあ者の対応…何度か
10.救急車を呼ぶ…実践何度か
11.テロ警戒…実践何度か
12.緊急避難…実践何度か
という感じです。
胸骨圧迫はいわゆる心臓マッサージといわれてるやつです。乳児も同じく。
水難救助は、うーん、一応海かな。どういう一連の流れで、浮き輪をどこに投げるとか離岸流とかそういうやつです。
AEDは実際仕事中に起きたことで、無線連絡で一連の流れを把握、その時は担当の近くだったためリアルにその状況を経験。
トリアージは、助かる見込みがない人はブラックカードで、優先順位は最下位、(きつく言うと助からないから救護しない)というような、命が助かるか、今すぐ救急車か、様子を見られるか、などの見分け訓練です。
このような状況に実際になったときは胸骨圧迫を行うか、行わないかの判断は私にはできないので、あくまで救助隊がくるまでのお手伝いにしかなりません。
あとは子育て世代だと、チアノーゼって聞いたことがあると思います。血色や水分、意識の状態など、「いつもと違う」がわからない、など、パニックになってしまいますよね。
ろうあ者、耳が聞こえなかったり、目が見えない人も同じような状況になった場合、どんなにメガホンや放送で流しても聞こえないし、状況はわかりません。
その立場になって、歩いたり、階段を上ったりという経験で、どう対応するべきかの訓練です。
これらをどこでやってきたかというと、
・元職場
・印西市の地元の自治会
・学生時代のボランティア経験
・アメリカ暮らし
の4つとなります。
・アメリカ暮らしはやってもらったというか、ほぼ実践(その場で周りの人に教えてもらった)なので、ここでは省きます。
それなりにいろんな場所や所属を経験しましたが、これだけのことをやってきた経験を与えてくれたのは正直言うとたった3つだけなのです。
逆に言えば、やってるところはすごくやってる、ということにもなり、「自分から考える」きっかけにもなります。
この中で一番大切なことは、
「ふとしたときに自分で考える。意識する。」
ことじゃないかと私は思っています。
各自治体にもある防災意識の高い団体
印西市ではみんなの防災プロジェクト、など
こういった防災について知識やきっかけを広めてくれる団体がどこにでもあるかと思います。
でも、だからといって普段何気ないときに、「よし防災訓練受けよう!」とはなりませんよね。
ところが、いざ自分の身の回りで急にたおれたひとがいた、交通事故に遭遇した、などのようなことが起こると、何していいかわからない。私なんか邪魔になるだけだから、心の中で「どうか助かりますように」と祈りながらその場を見なかったことにしてスルー。
以前、乗降客がすごく多い駅の階段の下で倒れている人がいて、誰も声をかけなかった、もしくは駅員さんを呼びに行って、すべてを駅員さんに任せていた。というようなことを電車から見たことが忘れられなかったです。
そんな私も若すぎて何していいかわからなかった。
かといって、事件事故などに遭遇して気持ちいっぱいに素手で手助けしたら血液を介して病気が移ってしまった。そんなケースもあるようです。
100%全部知識と訓練をマスターすることなんて無理なことです。
それができたらあなたはすでに職業が違うはず。
けれど、その道のプロが来るまでに、「状況」「年齢」「呼吸や意識」などを報告して、空振りでもいいから緊急対応ができれば、助かる命が多数にあるんです。
ということを救命にあたる方はほぼ全員おっしゃっていました。
もちろん、自分の命を一番に。
この記事は少し時間をかけて、今後作り上げたいと思います。
取り急ぎ何かのきっかけになりますよう。