印旛地区吉高にある印西市指定天然記念物の一本桜です。
樹齢が300年を超える大きな桜です。
枝を26mほども広げる「吉高の大桜」と呼ばれるこの樹は、印西市の天然記念物に指定されています。
遠くから見るとこんもりとしたピンク色の山のような姿と、周辺の草花、畑との色合いがとてもきれいです。
吉高の大桜はソメイヨシノより1週間~2週間ほど遅く開花するヤマザクラですが、満開時期は2~3日間しかありません。
ほのぼのした畑の中を歩くと、急に大きな桜が姿を現し、歩いてきた疲れを癒してくれますよ。
情報は2024年3月時点。
記事公開:2017年
記事更新:2024年3月8日
パークガイド | 敷地案内ヤマザクラ (山桜) 一本桜 トイレ桜周辺:仮設トイレ |
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桜の種類 | 山桜 (ヤマザクラ) 1本 |
敷地面積 | ― |
入園料 | 無料 |
駐車場 | 無料 印旛中央公園 (印西市瀬戸1518) 駐車場より徒歩約25分 |
休園日 | ー |
お店 | 時期によっては露店や直売店が出店することもあります 道沿いにはカフェもあります |
所在地 | 千葉県印西市吉高930付近 |
アクセス | 電車とバス印旛日本医大駅・京成酒々井駅から 小林駅・京成佐倉駅から 車と徒歩車 徒歩 |
問い合わせ | 印西市観光情報館 0476-45-5300 印西市役所商工観光課 0476-33-4477 印西市役所印旛支所市民サービス課 0476-98-1111 |
吉高の大桜とは
ヤマザクラ
樹高 10.6m
幹周囲 6.85m
枝張最大幅 25.8m
※2021年印西市公式サイトより
吉高の大桜は一般に桜の名所として親しまれている桜のソメイヨシノや八重桜とは種類が異なるヤマザクラです。
ヤマザクラは桜の中では寿命が比較的長く、成長すると樹高は30mを超える大木になること、また若葉と花がほぼ同時に開くのが特徴です。
樹高が30mまでも大きくなると考えると、吉高の大桜もまだまだ現役なのでしょうか。
印西の桜の名所
印西市指定天然記念物・印西八景
印西市の桜の名所として知られる小林牧場と並ぶ吉高の大桜。
豊かな自然の中に咲き誇る姿は、交通の便が決して良い場所でもないのにこれだけ有名になったということからも、昔から語り告がれ守られてきたことがわかりますね。
印西八景のひとつとしても選ばれています。
吉高の大桜を守る人たち
根元の周囲は所有者の家系の祭祀場 (氏神) として土が盛られています。
桜を陰で支える人たち、有志によって周辺の除草や樹木の追肥、状態チェックなどを行ってくれています。
吉高の大桜のお花見
開花の時期と満開はいつ?
もちろん例外はありますが、
開花:都心のソメイヨシノの開花発表から約20日前後、印西市周辺のソメイヨシノの開花から約1週間~2週間後くらいに咲き始めます。(例年は4月中旬)
印西市公式サイトや印旛中央公園の駐車場で開花状況を知らせてくれます。
過去の満開日
2020年 3月28日~4月3日
2019年 4月4日~4月12日
2018年 4月2日~4月4日
2017年 4月14日~4月17日
2016年 4月9日〜11日
2015年 4月7日〜10日
2014年 4月8日〜11日
2013年 4月3日〜4日
2012年 4月14日〜17日
満開の期間
満開は2日~3日間と短いので注意。
開花時の状況
満開が予想された日は、さくら祭り開催日ではなくても露店や飲食店が出店していることがあります。仮設トイレも設置されます。
沿道はチューリップや菜の花、そして周辺の方のお手入れでかわいい花たちの姿も見ることができます。
周辺の魅力
吉高の大桜への沿道や、大桜よりも奥、敷地周辺には魅力的な露天やお店、茶屋が開いていることがあります。
また、周辺は家屋が多いながらも吉高の里山に囲まれていて、春の自然を満喫できるかと思います。
※年や時期、状況により変わります。
注意
シートを敷いてのお花見はできません。
来訪者の車での進入は不可能なため、印旛中央公園に車を停めるのがおすすめです。
道路では自転車は降りて進みましょう。
桜周辺の土や草花を掘り返したりするのはやめましょう。
周辺は私有地となります。知らぬ間に畑の中に入って写真を撮ってしまうなどがないよう気を付けましょう。
周囲にはイノシシ除けの電気柵が設置されています。写真撮影に夢中で、気づかずに電気柵にビビビっとならないよう気をつけましょう。
ドローンによる撮影はやめましょう。
2024年 吉高の大桜まつり
毎年4月上旬~中旬の土日には桜まつりが開催されています。
時間:10:00~15:00 (例年の時間を記載しています)
お花は早朝から楽しむことができます。
イベント内容:印西産物・ゲームなど (例年の催し物を記載しています)
※状況によりに変更する可能性あり
周辺も草花が美しくのどかな風景。
お花を育ててくれる人にも感謝です。
菜の花と桜のコラボ。
周辺にも桜が咲いています。青・ピンク・黄・緑のコントラストが美しい。
吉高の大桜への行き方
車と徒歩の場合
桜付近に車で侵入することはできません。
車の場合は「印旛中央公園」を目指しましょう。
車
印旛中央公園の駐車場から徒歩になります。
徒歩
国道464号線の手前に「北総自動車学校」があります。
国道464号線を渡ります。
※花見のシーズンはここに看板が立てられていることが多いです。
※花見のシーズンはここに看板が立てられていることが多いです。
路地を道なりに進みます。ここからが最も長い道中となります。
駐車場
料金は無料。
残念ながら吉高の大桜の専用駐車場はありません。
バスと徒歩
北総線印旛日本医大駅・京成酒々井駅から
千葉レインボーバス:北総線印旛日本医大駅⇔京成酒々井駅間運行
「印旛郵便局」下車 → 徒歩約30分
印旛学園線 (土・日)(外部リンク)
印旛学園線 (平日)(外部リンク)
JR成田線小林駅・京成佐倉駅から
なの花交通バス:JR成田線小林駅⇔京成線佐倉駅間運行
「教習所前」下車 → 徒歩約15分
六合路線 (土・日・平日)(外部リンク)
どのような交通手段ででも、往復3kmほど歩くことになりますが、その道のりも穏やかな風景の中の散歩です。
大桜はもちろんですが、道脇に咲く花や周辺に見える草花がとっても美しいのです。畑の中を歩いて行くとそれこそ奥に突然現れる大きな桜の木に感動するでしょう。
ちょっとしたウォーキングになりますから、暖かい日には飲み物を持っていくのがおすすめ。
印西市の桜スポット