毎月第3土曜日開催
産直軽トラ市とフリーマーケット
ここは印西市の手賀川沿い。
最寄り駅はJR成田線布佐駅ですが、ギリギリ印西市。数歩歩けば我孫子市です。
毎月第3土曜日だけ市場が開かれているのをご存じですか?
それが軽トラ市場とフリーマーケットです。
規模はそれほど大きくはなく、だいたい20店舗ほど。開催日は毎月数百人くらい来訪者がいるそうです。
せっかくなので観光ガイドっぽく小ネタを入れながらレポートしてみたいと思います。
情報は2024年10月19日時点。
記事公開:2021年6月24日。
産直軽トラ市&フリーマーケット
ここは手賀川と国道356号の交わる場所。
軽トラ市では地元で収穫された新鮮な野菜や、植物、花、盆栽、洋菓子、手作りアクセサリーや洋服、木彫りの雑貨などが売られています。
季節によっては焼き芋やもつ煮込みなどもやっています。
楽器の生演奏をしている時もあって雰囲気たっぷりですね。
海外で見かけるローカルのファーマーズマーケットみたい。
実はここの半数ほどが個人で出店しているフリーマーケットとのこと。
つまり出店してみたいという方は個人でも出店できるのですね。
興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
ぶらり川めぐりの第2発着場
いわゆる川の停車場と言われる所以で、ここはぶらり川めぐりが行われている春~秋にかけては第2発着場にもなっています。
※軽トラ市場が開催される日のみ。
ここから乗り降りする場合のパターンは調べ切れていないので情報書けません。
申し訳ないです。
コスモス畑
川沿いのスペースは秋にはコスモス畑に変わります。
おすすめは10月の開催日。
コスモスの見ごろとしては印西市内のコスモススポットの中では遅い方になるのですが、計算されてなのかたまたまなのか、毎年10月第3週に見ごろになるようにお手入れされていそうで、なかなか手が込んでいますね。
バックに川が流れるコスモスの風景が見られます。
市場が開催されている日は40台ほど車を停めるスペースができます。
・駐車無料
・観覧無料
軽トラ市場の場所と行き方
私は何を思ったか木下駅をスタート地点にして散歩がてら歩きました。
歩いてもさほどの時間はかからず、スタスタ歩けば20分ほどで到着します。
この日は写真撮ったりいろいろ見て回ったので40分くらいかけて行きました。
このルートのほとんどは車が通らない裏道です。
お屋敷というか大きな家が多かったり、レトロな建物が見えたりと趣があります。
木下駅北口から線路沿いを歩きます。
すぐ右の路地を抜けて、さらに町屋カフェ武蔵屋の先の路地を斜めに入ります。
路地入り口のお宅の外で立派な芸術的なひょうたんが飾られていることが多いのですが、武蔵屋でも制作ワークショップが開かれていることがあります。
大正昭和の商店の面影
路地を超えると県道4号千葉龍ヶ崎線。
ここを渡るのが最初で最後の難所です。
「酒乃なべだな」の脇を「いいの?入って大丈夫なの?」という気持ちを抑えつつ進みます。
下の写真で見ると横断歩道がありますね。
奥の建物が大正モダンでレトロです。
この近くには「久七団子」もあります。
この木下・六軒・大森一帯はほとんどが閉まっているシャッター付きの家屋が連なっています。
逆に言えばかつてはこれらが全部お店だったと言うことです。
今では普通の家に新しく建て替えられてしまったものも多いですが、
八百屋
魚屋
金物屋
釣り具屋
おもちゃ屋
写真館
肉屋(コロッケ)
時計屋
本屋
洋服屋
呉服屋
うどん屋
床屋
雑貨屋
駄菓子屋、薬屋、ペットショップなどなど、数えてみるとすごい数ですよね。
看板が薄く残っている建物もあって面白い。
昭和の時代には映画館が2つもあったそうです。
今シャッターが閉まっているこれらのお店も平成初期までやっているお店が多かったです。
六軒の神社
道なりに進み突き当たりを右へ。
細い川が見えたらこれが弁天川。
相撲で横綱に昇進した力士の出身ということで、近年まで相撲大会が行われていた六軒厳島神社 (弁天様) の境内を通過します。
運が良ければここで川めぐりの船に遭遇します。
関東風の家と田園
からっ風を防ぐ垣根の高い関東らしい家屋を過ぎると、さぁ、ここから一気に田園風景に突入します。
これが市街地と里山の極端な対比が拝める印西市の特徴です。
こちらまではイノシシが出ていないのか、イノシシ避け柵は見かけませんので思いのまま歩けます。
成田線鉄橋
途中JR成田線の鉄橋下を歩けるようになっていて、電車に触れそうな距離感で爆音を体験することができます。
あとは常識の範囲内で楽しみます。
間違ってもスタンドバイミーしちゃだめですよ。今は。
やっぱり水辺っていいですね。
JR成田線は2021年で創業120周年。
現在は見た目も走る方向も常磐線寄りになっていますが、昔は終点が総武線・佐倉方面でした。
常磐線の千葉区間はJR東京支社管轄で、
成田線は千葉支社管轄なのです。
JRの千葉観光案内に常磐線エリアが紹介されていないのはそのためです。
手賀川で泳ぐ
ずっと横を流れている幅の広い川は手賀沼に続いている手賀川です。
交通量が多い国道356号線に向かうと、見えるのが六軒大橋です。
六軒大橋はすでに4車線分の橋脚が作られていますね。
意外と川幅が広い。
昔・・・といっても太古ではなく、私が生まれる前くらい。
かつてこの手賀川は普通に泳ぐことができたらしく、実際に泳いで遊んでいたという人もいます。複数人に聞いた話なので本当だと思います。
奥に千葉ニュータウン中央のビル、左の方にグッドマンビジネスパークやGoogleの工事現場が見えます。
直線距離にしてほんの4~5km。
向こうに市場が見えてきました。
お、賑わっていますね。
周辺環境
付近の施設
最寄り駅はJR成田線の布佐駅。
徒歩10分かからないほどで我孫子市布佐の図書館があります。
これを言ったらもとのこも無いのですがコンビニも近いです…。
近くにはリバーサイドというレストランがあり、「印西町役場スペシャル」というメニューがあります。
サイクリングロード
遊覧船をここから利用する人やお目当ての野菜を買いに来る人、ロードバイクを走らせるバイカーやジョギング、サイクリングに来た人も休憩しています。
川のそばを歩くと遊覧船2隻に遭遇しました。
先へ進んで行くとカワセミや白鳥もわりと普通にいるという感覚なの?
もし白鳥を見てみたいという方は、軽トラ市の方に聞いてみるといいかもしれません。
むしろカワセミやサギ、白鳥以外の鳥の方が珍しく見えます。
水が豊かな場所には野鳥がたくさんいますね。
というわけで、規模は小さい市場ですのでここだけ楽しもうというのではなく、周辺の環境を含め抱き合わせでレポートをしました。
いつかこのルートに茶屋やカフェ、ちょっとしたお土産屋さんなどが増えて、川めぐりしても歩いても風情を楽しめるようになればいいですね。
もし興味がある人は木下周辺の徒歩10分圏内の飲食店紹介ページなども利用しながら、歴史と田園と水辺の散歩道を楽しんでみてはいかがでしょうか。
開催日:毎月第3土曜日
※小雨決行、荒天中止。
時間 :9:00~14:00頃
規模 :約20店舗前後
内容 :農産物・雑貨・料理・菓子・衣類・植物・楽器生演奏など
トイレ:簡易トイレあり・その他はコンビニ、布佐図書館、中央公民館など
場所 :印西市発作地先六軒大橋 国道356号線わたってすぐ
行き方:JR成田線布佐駅から徒歩約15分・木下駅から徒歩約20分
駐車場:あり (木下駅周辺に停める場合は南北ともにコインパーキングあり)
問い合わせ:NPO法人印西観光協会 0476-42-7530
(受付 月/水/金9:00-16:00)
公式サイト:http://www.inzaikankoukyokai.com