印西の歴史

「地図でわかる千葉ニュータウン中央地区の移り行く姿」いんざいの昔話タイムトリップ

こんにちは。
みなさんは印西市の千葉ニュータウン中央駅というとどのような風景を想像しますか?
「イオンがあって、マンションがあって…あ、あとは広い駐車場かなぁ。」
今回のテーマは地図から見る昔と今の姿の移り変わり。開発当初から住まわれている方も、新しく引っ越してきた方も、外から千葉ニュータウンを見てきた方にも懐かしくも改めて見ると新しい発見ができる時間の旅です。

現在2019年2月。自宅にあった地図を開いてみると、そんなに昔ではないのにずいぶんと様相が違う印西市の姿に気づきました。
このたび昭文社さんから許可をいただきましたので、今と昔の千葉ニュータウン中央駅周辺の違いを紹介しますね。さっそくですが下の写真をご覧ください。

昭文社 1997年千葉県印西市の地図

印西市の1998年当時の地図昭文社 クイックマップル 1997年

上が印西市広域地図、そして下は千葉県の主要都市拡大地図です。

千葉ニュータウン中央と木下の拡大地図昭文社 ニューエスト 1998年

こちらは1998年の千葉県の地図から抜粋した1ページ。
千葉県で主要な街はこのように拡大地図も掲載されているのですが、当時は木下もその1つとして紹介されています。今と比べるとずいぶんと商店が多く、賑わっていたものと伺えますよね。実はかつての木下の繁栄場所はこの地図には載っていないエリア (もっと北東)なので、時代の移り変わりを感じます。木下の歴史は古く長く、学ぶべきことが多いため、徐々に記事内容を更新していきますね。

木下についてはこちらで紹介

さて、今回の主役は千葉ニュータウン中央駅周辺です。
もっと拡大してみましょう。

1990年代の千葉ニュータウン中央

1990年代千葉ニュータウン中央駅周辺昭文社 ニューエスト千葉 1998年

これはほんの20年数年前の姿です。これを見て「ああ!あったね!あれ懐かしい!」「え?この時までまだあったの?」というような思いが溢れる人もいるのではないでしょうか?

この1998年は、初期の千葉ニュータウン中央の景色を残しつつ、現在の姿になり変わろうとする姿の新旧混合した時代です。
それでは変化の大きいものから小さいものまでご紹介しましょう。

道路

国道464号線が片側だけ

気がつきましたか?現在は8車線整備されている国道464号線がなんと南側だけの2車線の相互通行です。

北口ロータリーが無い

当時は小倉台にすでにタワーマンション、大塚にデータセンターが並んでいたものの、中央北が開発されていませんでした。

鉄道

住宅都市整備公団線

北総線や成田スカイアクセスという文字はなく、住都公団の鉄道として運営されています。

鉄道に関してはこちら

町名

中央北・南が存在しない

この地図を見て今自分が住んでいるところの旧地名がわかります。この地図は本当に分かりやすいですよね。

商業施設

ダイエーがあってイオンが無い

当時はまだイオンモールどころかイオン棟 (当時のジャスコ)すら出店していませんでした。もちろんジョイフル本田もありません。

娯楽施設

ドライブインシアターがある

このサイトで何度か紹介しているMOVIXドライブインシアター。あまりに視界が開放的で、外からも明かりが漏れてしまうほど。

スポーツパークがある

テニスコート9面のスポーツパークがありました。クリーンセンターや中央駅前センター側にもテニスコートがありましたので、時代背景も垣間見えますね。

公共施設

コミュニティーパーク、中央駅前出張所がある

この場所はサーカスが開かれたり、ヤギが除草していたり、ホテルが建つなどその姿を数年単位で変えています。

東京電機大学がある

こちらは今はまだ実感がないですが、数年後に改めて懐かしくなるであろうと思います。東京電機大学の生徒さんたちも千葉ニュータウンの開発状況をウェブサイトにアップしていたり、記録写真を撮っていたようですね。ぜひその頃のお写真を見てみたい。

北総花の丘公園がない

当時は工事中でした。また、開園も一部ずつ数年おきに開園しているので、今のような広大な多目的公園のイメージではなく、すこしこじんまりした印象を受けました。

その他

飲食店や銀行の位置

KFC、さくら銀行(現三井住友銀行)が南口にあります。ちなみにダイエーの山本書店は、木下に本店があった山本書店でしょうか?大型商業施設にチェーン店が多い現在と違い、こういった面からも時代の姿が垣間見えますね。

もう好きな人はずっと見ていられるのではないでしょうか?
このようにふと掘り返した地図からはさまざまな様子や思い、生活を想像することができて興味深いですよね。
たとえ古地図のようなものでなくても、ほんの数年前でもこれだけのものが見つかります。
まるで宝探しのように当時の姿と今住んでいる姿を比べて歩いてみるのも面白いかもしれませんね。

これを見て、少しだけでもこのニュータウン、そして印西への愛着が湧いてくれたら嬉しいです。

ありがとうございました。