印西の歴史

「千葉ニュータウン中央駅物語」いんざいの昔話タイムトリップ-印西のよもやま物語-

千葉ニュータウン中央駅の昔話

千葉ニュータウン中央駅 (千葉NT中央駅)

千葉ニュータウン中央駅

開業

1984年 (昭和59年)。
全国的に見たら比較的新しい気もしますが、千葉ニュータウン内ではちょうど真ん中の時期にできた駅です。千葉ニュータウン事業の中心としてオフィスが集まり、北総線内では最多乗降客数を誇る駅です。
駅構内は当時の街の状況からは想像できないほど広大な空間づくりがなされていて、高い天井と開放的な駅構内は斬新的でした。

千葉ニュータウン中央駅構内

成田新幹線予定駅

実はこの駅、成田新幹線構想の唯一の停車予定駅で、駅の北側には、ホーム設置余地を残しています。

千葉ニュータウン中央駅新幹線予定地

中央駅周辺だけ国道の道路間の幅がやたら広いのはそのせいです。
成田新幹線は東京駅と成田空港を15分で結ぶ計画でしたが、東京から千葉ニュータウン中央駅まで途中駅が設けられないことや市街地を通ることでの沿線自治体の反対、そしてバブル崩壊の時代のあおりを受けて白紙になってしまった幻の計画です。

計算された鉄道開発と災害に強い路線

北総線の千葉ニュータウン部分には踏切がありませんよね。
いまでこそ何も不思議なことは何もないのですが、北総線千葉ニュータウン部分はもともと台地だったところを幹線道路と鉄道の立体交差を計算され、わざわざ掘割にしています。
例えていうなら、ここに水を流せば巨大な人工河川になってもおかしくないほどの規模と深さ。
そして将来人口を見据えたゆとりある都市計画と立派な駅舎も当時の時代背景を感じさせます。

千葉ニュータウンの開発
ナウマン教授
ナウマン教授
当時の写真は造成工事だけじゃったのでほとんど残っておらんのじゃが、台地を削っていくということからも大変な事業じゃということがうかがえるのじゃ。写真のような風景がいつまでも続く果てしない事業じゃったのじゃよ。

駅前創生記録

千葉ニュータウン中央駅前を華々しく飾った商業施設がアルカサールです。
当時はもちろん今でもその外観はおしゃれ。
また南口には「ダイエー」が出店していました。現在も建物が残るのでご存知の方も多いかと思いますが、当時としては最新の設備で登場したダイエー。
千葉ニュータウン全域の貢献者として長らく地域の台所を支えていました。

そして南口にもうひとつ大きなアミューズメント施設がありました。それがドライブインシアターです。車の中にいながら映画を見ることができる、色々な意味でなんともリッチな施設ですね。

ナウマン教授
ナウマン教授
木刈などの駅から離れた街区にもミニダイエーがあった時代じゃの。
ついでに千葉ニュータウン駅前の写真を見ながらどのような施設があったか思い出してみようぞ。

北口には当時は珍しいタワーマンションと高層オフィスが並びます。印西市で最も高いビルがこの中央駅に一番近い黒いビルです。
北口駅周辺にはテニスコートもあり、まだ開発途中の空き地はさまざまな人のニーズに応えていたのですね。下の写真は千葉ニュータウン中央駅の北口です。
間違い探しではないですが、現在との違いを見つけると面白いですよね。細かいところも違いますのでぜひ探してみてくださいね。

千葉ニュータウン中央駅前2000年頃

その時代はまだ印西牧の原駅も建設途中。
それなのにこのレベルの開発は相当なものではないでしょうか。
駅前でサーカスが開かれていたのはそう昔の話ではないのですが、ご存知の方はいらっしゃいますか?もうすでに懐かしいですよね。

千葉ニュータウン駅前サーカス

終点「まつど~まつど~」

北総線は開業初期、新京成線を通って終点が松戸駅だったことをご存知ですか?
起点が北初富駅だったのです。
つまり千葉ニュータウンの人たちは東京に行くために松戸駅で常磐線に乗っていたのです。
当時の松戸駅は駅の改札にすら入れないほどの混雑ぶりだったそうですが。
東武野田線新鎌ヶ谷駅もあとからできた駅となりますので、柏・都心方面へは木下駅から乗るというパターンも。木下駅から松戸駅が32分ほど。当時は選択肢が少なかった時代となりますね。

複雑な路線

千葉ニュータウンの鉄道は北総線として親しまれています。
しかしこの北総線、その昔は小室まででいったん区切られていて、「北総開発鉄道」、「住都公団鉄道」、「千葉ニュータウン鉄道」、それに加え「京成電鉄」などさまざまな名前の会社が飛び交っているではありませんか。
これには正直地元民も理解不能で、さまざまなものが絡み合っているのではないかと推測ができます。

また、北総線は印旛日本医大駅から成田空港駅までが京成線、京成高砂駅から先が京成線、都営浅草線と京急線に乗り入れる路線で、行先も羽田空港、上野、西馬込などさまざまな方向に分岐している複雑な路線です。

さらに言えば、特急電車に特急券無しで乗ることができてしまうのも他路線から見ると混乱してしまいそうですね。

駅員さんの挨拶

今ほど駅も利用者がいない時、千葉ニュータウン中央駅を使っていると駅員さんが「おはようございます。いってらっしゃい!」ってみんなに声を掛けてくれたんですよね。
この声掛けでせわしい足取りも少し気持ちよいものになりました。

現在ではほくそう春まつりが行われ、地域の交流まつりが続いています。

ニュータウンでありながらこういう人と人の声掛けというものが、これから一層増えていくことを願いながら、この駅を見守っていきたいと思います。

ほくそう春祭り