印西の歴史

別所の獅子舞(地蔵寺)|印西市無形文化財

別所の獅子舞

別所の天台宗地蔵寺

1966年 (昭和41年) に印西市無形文化財(当時印西町)に指定された別所の獅子舞。
約800年前から続くといわれる伝統行事です。

もともとは獅子頭をかぶり、囃子をつけて村内を巡り歩いて悪疫退散を祈願していました。
まさに獅子舞の行事だったのですが、江戸時代には獅子舞に能楽を融合し、現在のスタイルとなったといわれています。江戸時代は春夏秋の年3回行われていたようです。
以前は綱渡りの舞踊などもありましたが、明治以降形を変えています。

獅子舞行事と言えば神社が多い印象ですが、こちらは厄除け地蔵尊の信仰を中心としお寺の施餓鬼の要素も含まれています。

もともとは地域に住む長男だけが踊れるものでした。
しかし時代の流れとともに様式を超えて柔軟に変化しています。
獅子舞の保存会の方々をはじめ、地域のみなさんによりこの数百年の歴史を刻む催し物が続いています。ありがとうございます。
余談ですが、私個人では地蔵寺の住職さんとは幼少期よりの知り合いです。

情報は2023年8月26日時点。
内容は地蔵寺さまの監修・掲載許可を得ています。

開催日時

別所地蔵寺獅子舞

公開日 2023年8月24日(木) 16:00~17:15頃

開催場所

別所地蔵寺

8月23日 地藏寺本堂(寳泉院)
8月24日 地藏寺地蔵堂 (公開日)

地蔵寺の範囲は広く
「地藏寺本堂(寳泉院)」と「地藏寺地蔵堂 (公開日)」は場所が違うのでご注意ください。
一般公開は地蔵堂となります。

 

所在地地図

内容

別所の獅子舞

楽人(笛)2人
太鼓を身につけた雄獅子、女獅子、中獅子の舞人3人
花笠持ちの小学生4人
などで構成
躍動感ある舞とかわいらしさの共演が魅力です。
笛師の囃子にのり、三匹の獅子(雄獅子・中獅子・女獅子)が舞うもので、「道笛」「讃仰の舞」「愛楽の舞」「鎮護の舞」「降伏の舞」で構成されています。

年によってはお楽しみ会が開かれることもあります。

給水所

暑い時期ですので給水所が設けられています。ありがたいですね。

トイレ

あり

駐車場

広い臨時駐車場

別所の獅子舞臨時駐車場

県道64号千葉臼井印西線から別所方面にはいったところすぐに広い臨時駐車場が設けられています。

お寺に近い臨時駐車場

 もう一方の駐車場は、少し狭いですがお寺に隣接しています。

 

 

地蔵寺ギャラリー

別所地蔵寺

動物のモニュメントがかわいい

別所地蔵寺

立派な鐘

別所地蔵寺

見事な灯ろう

別所熊野神社

熊野神社

印西市別所の地蔵寺本堂

地蔵寺本堂(寳泉院)

いんざい七福神地蔵寺福禄寿

幸福、高禄、長寿を与える三徳の神いんざい七福神「福禄寿」

別所の獅子舞の構成

別所地蔵寺の獅子舞

はじめは村内巡廻の遺形として笛と太鼓をならします。
舞は1匹の女獅子と2匹の男獅子が舞う構成です。
男獅子が勇ましく外敵を威圧する様子を示し、厄除け地蔵尊の悪疫退散の誓願を表現。
花笠を中心に舞うところは、男獅子の女獅子に対しての深い愛撫の様を表します。
歓喜心を表し、平和を願うものです。

別所地蔵寺の獅子舞の舞台

1. 岡崎の舞 (讃迎の舞)
女獅子が雄獅子と中獅子の前で舞う

2. 中獅子の練り(愛楽の舞)

3. しのむ返し

4. 雄獅子の練り

5. 弓がかり
雄獅子と中獅子が弓を行い、弓をくぐる

6. チーロライロ(鎮護の舞)
3匹の獅子が踊る

7. 花見
雄獅子と中獅子が花笠を見る

8. 四方固め(降伏の舞)
花笠を囲む

9. けんか
雄獅子と中獅子のけんか

10. ぶっきり(終わり)
太鼓に合わせ一斉に顔の前の幕を上げておしまい

 

別所の獅子舞

日時:2023年8月24日(木)16時
地蔵寺:印西市別所1005
地蔵寺公式サイト:https://tendai-jizouji.jimdofree.com
お問い合わせ:印西市生涯学習課0476-33-4714