印西市の花「コスモス」
印西市の花は「コスモス」です。
市ではコスモスの種を配り、秋には市内は様々なところでコスモスを見ることができます。
最近は、昔ほど積極的に市がコスモスを推している印象はありませんが、それでも市内にはコスモス畑が広がるスポットもあり、ちょっとしたお出かけ場所にもなっています。
印西市民はもちろん、市外の方々も、もし機会があれば訪れてみてくださいね。
2024年の開花情報
開花情報は印西市公式サイトで公表しています。
印西市公式開花情報
コスモス畑の管理は市民の有志によるものです。
限られた予算と時間、マンパワーのなかでの心遣いですので、コスモス畑の状況や咲き具合は年によって変わります。もしかしたら今年はやらないよ、という年もあるかもしれませんので参考程度にご覧ください。
コスモスまつりの歴史
千葉ニュータウン中央駅北側のコスモス畑
参考・出典:印西市制施行記念誌 かつて印西市では毎年コスモスまつりが開催されていました。
千葉ニュータウン中央駅北側では広大なコスモス畑が広がり、第8回(1994年 平成6年)までコスモスまつりが開催されていました。
ミスコスモスというミスコンも行われ、町はコスモスムードで盛り上がります。
参考・出典:印西市制施行記念誌 牧の原南側へ
その後1995年 平成7年頃からコスモス畑は印西牧の原南側へ移ります。
参考・出典:印西市制施行記念誌 ちょうどBIGHOPガーデンモール印西の敷地辺りにコスモス畑が広がっていました。
ラーバンパークと名付けられたこの広大な敷地にコスモスがいっぱい。
参考・出典:印西市制施行記念誌 牧の原公園コスモスの丘へ
こうして時は流れ、コスモス畑は現在の牧の原公園コスモスの丘へと移りました。
2008年頃はまだ街路樹も小さかったので、築山が見えていたんですよね。
モニュメント、コスモス、築山、この3点セットのアングルがたまらなかったです。
場所が移ってからは、新たに2001年から2012年までラーバン千葉ネットワークを中心とした有志による主催の「コスモス里山まつり」が開かれていました。
2008年コスモスまつり 牧の原北側に移ったコスモス畑ですが、2007年頃まで小規模ながらも駅南側は名残のようにコスモスが植えられていました。
それでは印西市内のコスモスの名所・スポットを紹介しましょう。
所在地
千葉県印西市竹袋(木下万葉公園ななめ国道356号線沿い)
駐車場
あり(無料)
牧の原公園
印西市のコスモス風景の代表ともいえる牧の原公園のコスモス畑。
北総線印西牧の原駅北口ロータリーの向かいの小高くなった丘の上からぐるっと三ヶ月の形にコスモス畑が広がります。コスモスの丘という愛称でも呼ばれています。
冒頭に説明した通り、このコスモス畑にはちょっとした歩みの歴史があります。
2001年以降はNPO法人ラーバン千葉ネットワーク (RCN) などをはじめ市民団体による管理で約200万本のコスモスが広がり、コスモス里山まつりというイベントも開催されていました。
幾度も移されたコスモス畑。
現在も未来もコスモス畑をつないでいこうという有志の方々のおかげでこの景色を見ることができています。
牧の原公園についてはこちら
所在地
千葉県印西市牧の原5丁目(北総線印西牧の原駅向かい)
駐車場
あり(無料)
いんばコスモスの里(師戸のコスモス)
印旛師戸のコスモスは佐倉市にほど近い印旛沼沿いに広がります。
目の前奥に広がる印旛沼や師戸城址の高台の緑。印西市内で見ることができるコスモス畑の中でも、特に周囲に建物がほとんど入り込まない世界の奥にユーカリが丘のタワーマンション群が見える不思議な風景。
その年の咲き具合にもよりますが、印西市内のコスモス畑の中では最大規模と言ってもよいくらいの敷地の広さです。
朝は駐車場側(日医大側)をバックに太陽が昇ります。
日中は駐車場からコスモス畑に向かって印旛沼方面に太陽が位置し、午後は太陽がユーカリが丘方面に沈みます。
写真撮影の際の参考に。
こちらのコスモスも地元の「寿会」や地主さん、有志の方々のおかげです。
2024年いんざいパルケのYoutubeアカウントのトップ背景の写真が師戸のコスモス畑です。
2024年のコスモスの里です。
ここ数年、コロナ禍以降コスモス畑としては管理されていないように見えます。
いろいろな事情や状況もあるかと思います。
いままで本当にありがとうございました。
そして、今後またいつか素敵な花畑を見ることができる日が来ますように、感謝と願いを込めて紹介させていただきました。
いんばコスモスの里についてはこちら
所在地
千葉県印西市師戸(千葉県立印旛沼公園付近)
駐車場
あり(無料)
川の停車場(かわのていしゃば)
手賀川のほとりに咲くコスモス畑です。
川の停車場は国道356号沿い。最寄り駅がJR布佐駅。
あと数歩で我孫子市に入るところです。
月に1度軽トラ市場が開かれ、春夏秋にかけてぶらり川巡りの停車場としても利用されています。
そばに見える手賀川と田んぼを背景に、ささやかながらも美しいコスモス畑を見せてくれます。軽トラ市の開催日に行けば、バンドの生演奏が流れていることもあり、のんびりと流れる時間に合った雰囲気が出ています。
川の停車場についてはこちら
所在地
千葉県印西市発作(国道356号手賀川沿い)
駐車場
あり(無料)
北総花の丘公園
その年によっても異なることがありますが、近年は園内の散歩道の沿道にコスモスが続いています。
ゆるやかな傾斜と池、そして向こうに芝生の広場とビジネスモールの高層ビル。
千葉ニュータウンらしい景色を背景に一株が大きなコスモスの花を咲かせています。
北総花の丘公園についてはこちら
所在地
千葉県印西市原山1丁目12−1
駐車場
あり(有料)
結縁寺
秋の結縁寺といえば彼岸花の景色。
コスモスがメインではないのですが、地元の方のおかげでコスモスの花もその里山の風景にアクセントが加えられています。可憐で強いコスモスと凛とした奥ゆかしさを感じさせる彼岸花がまるで歓迎と心地よさで訪れる人を包み込んでくれます。
ただ、時が流れ今後も同じようにこの風景が見られるかはわかりません。
今までこの景色を大切にしてきてくれた人たちに感謝して、記録とともに紹介させていただきました。
結縁寺についてはこちら
所在地
千葉県印西市結縁寺516付近(結縁寺外周辺)
駐車場
あり(無料)
コスモスの意味と語源
コスモスは18世紀末にメキシコからスペインの植物園に送られ、コスモスと名づけられたとの説があります。
ギリシャ語のコスモスに由来します。
ギリシャ語では、「秩序」や「美しさ」「調和」などを意味し、ラテン語のコスモは宇宙。どちらも語源は同じ含みを持ちます。
カオスの対義語のようです。
花びらが整然と並ぶ姿から、星がきれいにそろう宇宙「コスモ」と掛け合わせられています。
コスモスの日本名はあきざくら。ところがあきざくらをコスモスと読むのは、さだまさしさん作、山口百恵さんのコスモスという歌のヒットから来たようです。
かつて印西市が周辺市町村と合併が話し合われたとき、新しい市名にコスモス市の候補もありました。