こんにちは。
千葉ニュータウンという地名と暮らしているみなさんは、多摩ニュータウンには親近感を持つ人も多いかと思います。多摩ニュータウンと千葉ニュータウンは何かと話題になりがち。
でも、もうひとつ大きなニュータウンを忘れてはいけません。
・他のニュータウンがどんなところか見てみたい。
・千葉ニュータウンとの違いを知りたい。
・港北ニュータウンのちょっと昔を懐かしみたい。
写真は2010年前後を掲載しています。千葉ニュータウンがそうであるように、この10年で街の景色は変わっています。
関東の3大ニュータウン
かつて関東の3大ニュータウンといえば
千葉ニュータウン
港北ニュータウン
関西でいえば千里ニュータウンが有名です。
これらは全国各地で見かける小さな●●ニュータウンとは異なり、十数キロ範囲の広大なニュータウンとなります。
「多摩ニュータウンはよくメディアでも出てくるから、なんとなくイメージ湧くんだけど、港北ニュータウンについてはどこにあるかも知らない。」
という方が多いのではないでしょうか?
それもそのはず、港北ニュータウンだけは街のブランドのようなものが仕上がり、周辺の街とうまく融和しているのがうかがえます。
それもそのはず、当時は東急田園都市線や東横線などの大手私鉄沿線とともに開発が進んでいった経緯があります。
そこで、千葉ニュータウンではこれからマンション建設ラッシュがはじまる時代。
一昔前の港北ニュータウンの様子を当時の写真とともに紹介します。
何で一昔前の写真?
と思われるかもしれませんが、この時にすでに港北ニュータウンはかなり熟成した街になっていたからです。
当時、千葉ニュータウンは成田スカイアクセスが開通した年です。
これでピンと来た方も多いはず。
では2010年へタイムスリップ!
写真は40枚使用しています。
もし横浜の人が見ていたら少し懐かしい気持ちになるかもしれません。
港北ニュータウンの位置
港北ニュータウンは神奈川県横浜市です。
横浜市には港北区がありますが、実は港北ニュータウンのメインエリアは都筑区になります。港北区と青葉区に挟まれたエリアです。
場所
東急田園都市線と東急東横線の真ん中らへん。
ざっくり東名高速道路と第三京浜の間の範囲。
鉄道
横浜市営地下鉄ブルーラインとグリーンライン。
港北ニュータウンの中心駅
センター南駅
センター北駅
他に
北山田駅
東山田駅
仲町台駅
センター北・南駅前の雰囲気
駅前観覧車。なんだか印西牧の原を思わせます。
でも明らかにビルが多いですね。
一見雑居ビルのようでも一工夫されたデザインがいいですね。
駅前は広々としています。
ぱっと見すごくデザイン性があって色のある街並みです。
こういうところは公団 (UR) の手がけた街っぽいですね。
千葉ニュータウン中央北口もそうですが、緑や青、ピンクなどを配色する建物が新鮮です。
街路樹との並びが美しいです。
広々とした空間と曲線や円柱、三角などが盛り込まれた建物が多くて画になります。
こちらはセンター南駅前。
駅前広場の広いこと。
港北ニュータウンは当時のニュータウン開発としては地域や民間企業の介入比率が多いそうです。
そのため、「あ、これは民間の建物だなぁ。」という感じのものも多く見られます。
ビルがびっしり並んでいても歩道も広いので見た目ほど圧迫感はありませんでした。
港北ニュータウン周辺の街
あざみ野 (東急田園都市線)
たまプラーザ (東急田園都市線)
新横浜 (新幹線)
綱島 (東急東横線)
この中で最も生活圏に入るエリアがあざみ野です。
こちらは横浜市青葉区。
港北ニュータウンと千葉ニュータウンの違い
港北ニュータウン
鉄道が県の中心横浜駅に直結している
新幹線が停まる駅が近い
高速道路の便が良い
土地の起伏がある
範囲はすべて横浜市内
周辺人口が多い
民間事業の介入が多い
自然が少ない(正確には少なくなった)
IKEA・ららぽーと・港北東急・モザイクモール港北・阪急・ショッピングタウンあいたい・ノースポートモール・観覧車などがある
多摩川から南西の広大な森や渓谷を一気に開発した東急のお膝元に囲まれているだけあって、周辺の人口の増加が著しいものでした。
港北区と青葉区合わせただけでも人口は現在60万人を超えます。
同じ隣接する川崎市中原区 (武蔵小杉など)、高津区 (溝の口など)、横浜市緑区を含めると120万人を超えます。
地元っこでも港北ニュータウンの区域はどこまで?というのがわからないほど周辺の街と融合しています。
千葉ニュータウン
鉄道が羽田成田両空港を結んでいる
スカイツリー、浅草、日本橋、銀座、上野などの観光地とつながっている
高速道路が周辺にない
土地の起伏がほとんどない
複数の自治体にまたがる
周辺人口が極めて少ない
企業が多い
自然が多い
イオンモール・コストコ・カインズモール・牧の原more・BIGHOPガーデンモール印西・ジョイフル本田・観覧車・ビジネスモールなどがある
千葉ニュータウンの周辺の環境も水と森林、そして谷津の自然です。里山と街 (千葉ニュータウンの区域) はくっきりわかるほど。
千葉ニュータウンは台地のみを活用し、もともと飛行場が存在していたほど坂のない平坦な街並みが多摩・港北と大きく異なります。
ただしこちらは東西18kmにも及び白井市・船橋市・印西市、かつては本埜・印旛と5つの自治体にまたがっていました。
千葉ニュータウンも船橋市と柏市、八千代市を合わせれば120万人を超えますが、面積や範囲 (距離) 、人口集中地域が違います。
港北ニュータウンの街並み
建物に統一感があってデザインが凝っています。
駅周辺は電線も地中化されていて景観はかなり良いですね。
起伏は人工的なデッキで結ばれてうまくつながっていることが多いので歩きやすいです。
道もけっこう広いです。
本当に商業施設がちょっとこだわった外観になっていていいですね。
上下の写真など、街の景観は茨城県のつくばにも似ています。
あ、なんだか見覚えのあるデザインの案内板と歩道橋。
都市銀行が集まっているのはさすがです。
遊歩道が多いのも特徴です。
住宅街
坂のある住宅街は横浜ならでは。
私は「横浜」というとこういうイメージが先行します。
この傾斜というか起伏が、どこから見ても景色が違って見えて面白いものです。
空を飛ばなくても気軽に高いところから景色を眺めたりすることができるのも興味深いです。
たくさんの園児たちが散歩していて良い雰囲気でした。
千葉ニュータウン住民のみなさん、どうでしたか?
少し同じような匂いを感じながらもロケーションの違いや、自然環境、働く場所などの理由で、どちらがどれだけ素晴らしいとかではなく、どちらも魅力的な街になっているのではないでしょうか。
もし横浜市都筑区民のみなさんがご覧になっていたら、ありがとうございます。
よろしければ、ぜひいんざいパルケの写真館や印西の紹介ページを見に来てください。
みなさんの生活がより豊かなものになりますように・・。