もくじ
大森(おおもり)
大森。
東京の大森のイントネーションはおおもり→→→→
印西の大森のイントネーションはおおもり↑↓↓↓
が多いですかね。
「木下」の名の歴史を目にする機会が多い印西市民にとっては、「大森」についてはやはり「市役所がある場所」というイメージが強いのではないでしょうか。
江戸時代は「大森村」という小さな宿場町として存在していました。
明治時代に大森村と鹿黒村・発作村・亀成村が合併し印旛郡「大杜村」の文字としておおもりを名乗っています。
大正時代に大森町。
1954年(昭和29年)に木下町と合併し印西町に。
その大森の範囲は広く、県道千葉龍ヶ崎線を境に西は鹿黒、東側 (現在の鹿黒南の大部分) は大森でした。
最寄り駅が印西牧の原という印象が強い習志野カントリークラブも、所在地は大森。
今回はそんな「大森のお祭り」の紹介。
千葉県印西市の木下地区には伝統的なお祭りが3つあります。
「竹袋稲荷神社祭礼」
大森の祭りと称される「大森鳥見神社祭礼」
六軒の祭りと称される「六軒厳島神社祭礼」
それぞれの違いは、
京都の伏見稲荷の分社として豊作を祝う稲荷神社の祭礼です。稲荷神社は竹袋の高台にあります。4台の山車と神輿が街を練り歩き、お祓いや商売繁盛の祈りをしてくれます。
五穀豊穣を祝う祭礼です。こちらも街を見下ろす大森の高台にあります。境内だけで行う山祭りと、街を神輿が練り歩く本祭りが行われます。
安芸の宮島の厳島神社から勧請した神社で、厳島神社と水神社が合祀した経緯を持ちます。
五穀豊穣を祝うお祭りですが、水神様といえば農作物に必要な水 (雨) を供給してくれる神さま。水神社は水田の近く (低地) にあり、農作物が豊作になるようにと建てられる神社です。
ちなみにこの木下地区だけでも、木下、大森、六軒では歴史をはじめ雰囲気も大きく異なります。特に木下・大森は一定の年数に入居がされた他地区とは異なり、新・旧・古が入り混じった地区となります。
※イメージをつかむためにざっくりとした雰囲気だけをお伝えしています。
写真はとある年の様子です。年によって内容は異なります。
興味を持ってもらうことを目的としています。「こんな感じ。」程度にご覧いただければ助かります。ここからさらに興味を持っていただける人が増えることを願って・・・。
祭礼の会場は木下地区
厳密に言うと印西市大森という地区の鳥見神社となります。
大森といっても、六軒とは別のくくりです。
大森の中に六軒があり、六軒の中で栄町などの町がありるなど、細かい区分があります。
大森の中でも古新田 (こしんでん)、七畝割 (ななせわり) などといった地域名で呼ぶことが多い歴史ある土地です。
ちょっと混乱しますので、いんざいパルケではわかりやすくあえて大きく「木下地区」というくくりで紹介させていただきます。
大森鳥見神社祭礼
開催日時
2024年10月13日 (日)
2024年は山祭り(神社境内のみの祭り)となります
スケジュール
13日(日)
浦安の舞
9:10/10:00/12:00/15:00
その他、演芸・ビンゴ大会など
13日は竹袋稲荷神社祭礼も開催します
開催場所
千葉県印西市大森1943−1
駐車場
なし
トイレ
印西市文化ホール・大森ふれあい会館など
周辺の飲食店+お店
詳しくはこちら
+
イタリア田舎料理ミラノ・嶺久庵・キッチンおふくろ・菓匠川村・坂の途中・レスト&バーマニラ・ワイルドな焼き芋屋・幸楽苑・cocos・ガスト・マクドナルド・BIG-A・乗馬サロンnonoma garden・米井畳店・ロックマン・買取大吉・UPGARAGE・イシイ電気・ホームセンター・100円ショップミーツ・ヤマチョー・ランドロームフードマーケットなど
お祭りの規模
神輿 (みこし)
計3基
女神輿1基
子ども神輿1基
2024年は神社のみで開催のため練り歩きはありません。
開催日時
2024年10月13日(日)
過去の開催日
2023年10月8日(日)
開催場所
大森鳥見神社境内のみ
本祭りの内容
2023年はコロナ対策のため規模を大幅に縮小しました。
「女神輿」「子ども神輿」を使用せず、本神輿を車両に設置し、お囃子とともに巡回。
浦安の舞は実施します。
当日は竹袋稲荷神社祭礼も行われるため、木下地区はお祭り一色になります。
2024年は山祭り(神社祭り)のため、大森鳥見神社の境内での祭礼となります。
駐車場はありません。
例年の祭礼
年によって町を巡回する「本祭り」と神社のみで行う「山祭り(神社祭り)」があります。
神輿
手前に見えるのが神社神輿です。
白装束を着て担ぎます。
足音をあまり立てず、静かに担ぐスタイル。
大森地区の巡回
子ども会
各休憩所などでは大人たちの飲み物やお菓子がふるまわれたり、
大森の子どもたちにお菓子が配られます。
2024年山祭りスケジュール
浦安の舞
9:10/10:00/12:00/15:00
その他、演芸・ビンゴ大会など
記録:2023年本祭り運行スケジュール
8日(日)
9:00~
鳥見神社 浦安の舞
10:00~
大森小学校・国際交流センター付近 神輿・浦安の舞
印西警察署付近通過
11:00~
まみあな公園・ガスト付近 神輿・浦安の舞
印西市文化ホール通過
12:00~
大森ふれあい会館 神輿・浦安の舞
長楽寺付近通過
13:40~
米井畳店・嶺久庵付近 神輿・浦安の舞
古新田通過
15:20~ 印西中学校付近 神輿・浦安の舞
17:00~ 鳥見神社着
おすすめの来訪スケジュール
土地勘がない木下の民でない人がお祭りを見に行きたい場合のおすすめのタイミングは、
9:00・10:00・12:00・15:00 「大森鳥見神社・浦安の舞」
※昼食はお祭り関係者・大森地区の方々のみの配膳となります。
※神社隣の駐車場は関係者専用となります。
開催場所と木下への行き方
開催場所:〒270-1327 千葉県印西市大森1943−1 大森鳥見神社
練り歩きの範囲
緑色の範囲がおおまかな範囲です。
本当にざっくりとしていますので実際の範囲とは異なります。
イメージとしてとらえていただければ。
電車・車の場合
電車の場合
JR成田線(常磐成田線・我孫子支線・上野東京ライン)木下駅南口下車
車の場合
本祭りは、基本的に1か所1か所を巡回する形です。
そのため、木下駅周辺の駐車場に停め、徒歩で見に行くことをおすすめします。
山祭りは、大森鳥見神社の境内のみで行われます。
臨時駐車場はありますが、数に限りがあります。
駐車場に関して
無料の駐車場
※公式ではありませんが、時間的にも車の数的にも空いていれば
木下にぎわい広場 (トイレあり)
注意:基本的に広場の利用者専用となります。地域活性化のために有効利用できればとピックアップさせていただきました。
2023年現在確認が取れているコインパーキング
木下駅南口駅前
木下駅南口ロータリー右手約100mほど
木下駅南口ロータリー右手約200mほど
木下駅南口郵便局となり
木下駅南口商店街駅側
など
近隣のトイレ
木下駅南口改札外
木下駅北口水辺の広場
木下駅北口中央公民館
木下駅南口にぎわい広場
木下交流の杜広場・資料館
木下万葉公園・交流の杜公園
総合福祉センター
印西市文化ホール・市役所
ランドロームフードマーケット
大森ふれあい会館
など
近所の散歩
裏路地
大森の市街地は細い路地が多いです。
路地からひょいと出て、路地にひょいと入る。
そんな人たちを車からもよく見かけます。
家と家の間に細い路地があって、たまにおまわりさんもそこで取り締まりをするのに隠れています。
「え?ここ入っていいの?」
と思うような場所も、子どもたちには安全通路。
ぜひ見つけてみてください。
会社
木下や六軒とは少し異なり、大森の市街地はわりと新興住宅地のような雰囲気があります。
しかし、住宅よりも目立つのは事業所・会社。
大森の街は大中小の事業所が多いです。
かつては「柴崎醤油」(正確には六軒)、
印西初の大規模工場「日本デキシー」、
芸能人が撮影用に着る衣装などを作る全国展開の「久米繊維」、
100人近くの海外からの研修生に日本の社会を教える「国際交流センター」、
などの会社もあります。
その中でひときわ気になるのが久米繊維の建物。
家屋の脇からちょこっと顔を出している時があります。
フクダさん
フグタさんではなく福田孝さん。
大森出身で東京電機大卒、フクダ電子を創業した著名人です。
福田さんは自分の財力で地元への恩返しという形で
「印西市文化ホール」
「中央保健センター」
「大森小学校プール」
などを作りました。
なぜ大森に公共施設が集まっているのかと言うと、福田さんのおかげなのですね。
福田さんにちなんで、東京電機大千葉ニュータウンキャンパスには記念ホールがあります。
ジェフユナイテッド市原千葉のフクダ電子アリーナも印西市にできればよかったのに・・。
余談ですが、八千代市にありながら、近隣の印西市にジョイフル本田ができたきっかけのひとつになるつながりも大森の人にあります。
中ノ口浅間神社
大森地区の市街地に隣接し、鳥見神社と間違えそうな位置関係にある浅間神社。
この急階段が特徴で、丘の上に神社があります。
体力と時間に余裕があればいつか上ってみてはいかが?
大森の地元民のお祭り
寄付
大森のお祭りは地元の人の寄付で成り立っています。
大森の町内会で住民が寄付し合ってつくりあげられています。
昭和~平成の大森地区
大森は今でも事業所や店舗が多く、その数はかつての木下地区をしのぐ数です。木下地区・六軒地区とともに徒歩で完結でき、ちょこっと買える店舗が並んでいました。
かつてあったお店といえば
モスバーガー・サイゼリヤ・養老の滝
TSUTAYA・ビッグメガネ
万葉書房・えまるや・寺田商店
山崎青果
おもちゃ屋B・BOX
ペットショップ
もつ鍋山倉山・焼き肉大手門
手打そば斉藤・寿司吉兆
近江屋酒店・川下酒店
など
以上は木下地区・六軒地区を除きます。
今ではいんざいパルケが調査した駅徒歩10分圏内の40店舗ほどの飲食店を中心に、数を減らしながらも電気屋や医療、塾、習い事などが営業しています。
そう思うと木下地区・六軒地区を含めて250店舗は軽く超えていたものと思われます。
当時の人口と考えれば人口以上の人の往来があったのではと推測できます。
※古地図と私世代の記憶、お話をもとに書いていますので間違えていたらごめんなさい。
開催日 :10月13日
開催時間:9時頃~
開催場所:千葉県印西市大森1943−1